キャンバスに絵を描く(高学年クラス)

11月になってようやく涼しくなってきました。実はもう立冬も過ぎているんですね。秋と呼べる季節がどんどん短くなってきている気がします。

高学年クラスになると、画用紙ではなく、キャンバスに絵を描いてみたいという子どもたちが少しずつ増えてきます。アクリル絵具で何層も絵具を重ねたり、形や色を何度も直しながら描くことに興味が出てくるようです。

さらに、教室の専門家用の絵具を使って、油絵に挑戦する子どももいます。独特の重厚で深みのある色合いやマチエル(絵具の凹凸)に魅せられて、油絵だけに1年以上取り組んでいる子もいます。

ゴッホの「星月夜」の模写。油絵です。独特のタッチを一生懸命再現しようと、試行錯誤していました。

「ゴッホの寝室」の模写です。納得いくまで、何度も何度も油絵具を塗り重ねて描き上げました。

モネの「マントン付近のマルタン岬」の模写。アクリル画です。遠くの山の表情を出すのに苦労しましたが、粘り強く取り組みました。

従姉妹の女の子を写真を見ながらアクリル絵具で描きました。指の形が難しくて、何度も直しながら可愛い一枚に仕上がりました。

髭を生やした衛兵でしょうか。アクリル絵具の鮮やかさを生かした、力強い作品です。

今日紹介したのは全て6年生の作品です。子どもの発達段階において、どのタイミングで立体視できるようになるかは、個人により大きな差があります。のびのびと筆を動かして色を楽しむ。光と影の存在を意識させる。一人ひとりの段階に合わせた指導を心がけています。


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