紙彫刻(低学年クラス)
1月の低学年カリキュラムは「紙彫刻(かみわざマジック)」でした。1枚の紙を切り離さないように切り込みを入れて、部分部分をホッチキスでとめ、それを凧糸で天井から吊るすという課題です。
以前、高校生や中学生のクラスでも取り組んだ課題なのですが、低学年クラスでは「ハサミを上手に使えるようになる」「臨機応変に形を見つけていく」といったところに重点をおきました。
最初「低学年の子どもたちに、抽象的な形態の面白さを見つけることができるだろうか?」といった不安もあったのですが、いったんハサミでジョキジョキ切り出すと、みんな試行錯誤しながらどんどん進めていきました。
1日目はコピー用紙で試作をつくり、2日目に少し厚いケント紙で本作品を作ったのですが、1日目で多い子だと5つも作ったりして、用意した紙がなくなるほどでした。2日目の本作品も多くの子どもたちが2つ制作していました。一つは色をつけたりせず、教室で預かって天井から吊り下げてみんなで鑑賞しました。
他の子の作品を見ることでさらにイメージが広がったり、チャレンジのレベルが上がった子もいて、改めて子ども達の可能性を感じた課題となりました。
※この課題は2020年にうらわ美術館で開催された「はみだす力展vol.2」板橋区立上板橋第三中学校「かみわざ マジック!」の取り組みを参考にさせていただきました。
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