見立ての力=造形力&観察力
子ども絵画造形教室の高学年クラスでは、自由制作&高学年カリキュラムで授業を行っています。時にそれらが混じり合うこともあり、子どもたちは隣の子が作っている作品を見て刺激を受け、自分でもその素材を試してみたり、それぞれの興味をどんどん広げ、伸ばしています。
今日紹介する作品は全て4年生のもので、ワイヤーアートや樹脂粘土を使った立体作品です。
ワイヤーアートでは、参考作例を設計図をもとに、カゴやお魚クリップ、ワイヤ鉄砲などを作った後、自分のイメージでより複雑な作品にチャレンジしました。果物や椅子、鉄板焼き(!?)など、線の集合で立体としての“見立て”ができるようになるのも、造形力と観察力の向上の印かなと思います。
樹脂粘土を使って、図鑑の絵を立体としてとらえなおしたり、本物のニンジンを目の前にして造形と着彩を行う「そっくり野菜」に取り組んだりしました。平面を立体に置き換える、全く違う素材でそっくりに作る。これも見立ての一種でしょう。
こういった、経験を通して、楽しみながら、造形力、観察力を伸ばして行けたらいいなと思います。
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